![]() カチオン性コポリマーによる光沢および非日光性日焼け色の強化
专利摘要:
皮膚に非日光性日焼け色または光沢を与える化粧用組成物が記載されている。組成物は0.1から20重量%の褐色化剤と、メタクリロイルエチルまたはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩をモノマー単位として有している0.1から20重量%の架橋カチオン性コポリマーとを含む。架橋カチオン性コポリマーは、色度を改善し、また、発現中の日焼け色/光沢の線状色むらを防止する色強化剤である。 公开号:JP2011512375A 申请号:JP2010547132 申请日:2009-01-29 公开日:2011-04-21 发明作者:バートロン,ジヨン・ブライアン;ポロンカ,ジヤツク 申请人:ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ; IPC主号:A61K8-81
专利说明:
[0001] 本発明は、皮膚に光沢および/または非日光性日焼け色を与える製品に関する。かかる製品は、皮膚褐色化剤に加えて、十分な熟成およびより深い色度に達するまでの時間を短縮する色強化剤を含む。] 背景技術 [0002] こんにち、日光による天然の日焼けに関しては健康上の大いなる懸念が存在する。太陽の紫外線は皮膚ガンの主要な発症原因であると考えられている。命にかかわることはないにしても、紫外線が皮膚の加齢および皺形成のプロセスを加速することは定説になっている。] [0003] 健康上の懸念以外にも、天然の日焼けを実行し難い明らかな理由がある。地球上の多くの地域では夏の季節を別にすれば日焼け目的を果たすために利用できる十分な日光が存在しないというのが最大の理由である。] [0004] 天然の日光照射に対する代替手段として、また、潜在的な危険の少ない日焼け色獲得手段として、人工光線を選択する人々も存在しているが、この選択肢も必ずしも常に適切であるとはいえない。従って、皮膚褐色化のための他の選択肢が要望されている。採用する人々の数が増えつつあるこれらの選択肢の1つは、様々な“非日光性褐色化組成物”であり、このような組成物は、自然日光または人工光線による皮膚の照射を要せずにヒトの皮膚を褐色にするために使用できる。このような組成物は、それらの有効成分として、ジヒドロキシアセトン(“DHA”、1,3−ジヒドロキシ−2−プロパノン)のような市販の自己褐色化剤を1種以上含有する。] [0005] 現在最も広く使用されている自己褐色化剤であるDHAは、そのヒドロキシル基と、皮膚の含水脂質外皮および最初の角質層中に天然に存在するアミノ酸およびペプチドのアミノ基との間の相互作用を介してその効果を発揮すると考えられている。このようなメイラード反応は皮膚内で褐色色素の形成を誘発しこれにより天然に得られた日焼け色の外観と同様の外観を皮膚に与えると考えられている(参照;たとえばBobinら,J.Soc.Cosmet.Chem.35:255(1984))。] [0006] 上記に指摘したような非日光性自己褐色化は著しい進歩を遂げたとはいえ、着色速度を促進し、また天然の外観にいっそう近い着色を達成するためにはさらに相当の進歩が必要である。その上、既知の自己褐色化組成物の多くは持続性がよくない。衣服に摩擦落ちして、繊維に染みを付けることもある。多くの配合物は塗布後に洗い落ちしたり、汗で落ちたりする。皮膚上の持続性を改善する必要がある。また、線状の色むらも業界の直面する問題である。“線状の色むら(streaking)”という用語は、皮膚への不均一な付着を意味する。配合物を皮膚の上で円を描くように擦り込むと色素の移染が円の外周に沿って生じる結果になり易い。] [0007] 自己褐色化組成物に関する1つまたは複数の問題を解決に導く新規な方法が要望されている。したがって本発明は、伝統的な非日光性褐色化剤では果たし得なかったより高い強度の(より暗い)色を与える製品を目的とする。] 先行技術 [0008] Bobinら,J.Soc.Cosmet.Chem.35:255(1984)] [0009] (i)皮膚と反応して日焼け色を生み出す0.1から20重量%の褐色化剤と、 (ii)メタクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩またはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩のモノマー単位を有している架橋カチオン性コポリマーである0.1から20重量%の色強化剤と、 (iii)化粧品に許容される担体と、 を含む皮膚に光沢または非日光性日焼け色を与える化粧品が提供される。] 実施例 [0010] メタクリロイルエチルまたはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩のモノマー単位から部分的に形成された架橋カチオン性コポリマーが皮膚に光沢(輝き)および/または非日光性日焼け色を与えるための有効な色強化剤であることがここに知見された。褐色化剤とカチオン性コポリマーとの組合せは、皮膚の被処理領域により高い強度の色を配給する。さらに持続性も強化される。褐色化剤は洗い落ちまたは汗落ちに対して耐性を有している。また物理的にも、衣服への組成物の摩擦落ちが生じ難い。] [0011] 本発明の褐色化剤は、ヒトの皮膚に塗布されたときに皮膚のアミノ酸と反応して着色種(すなわち、日焼け色)を形成する材料である。これらの反応は日光照射によって得られる色と同様の褐色外観を皮膚に与える。これらの材料はアルファ−ヒドロキシアルデヒドおよびケトン、グリセルアルデヒド、トロキセルチンおよび近縁のアルコールアルデヒド、様々なインドール、イミダゾールおよびそれらの誘導体であろう。非限定的代表例は、ジヒドロキシアセトン、メラニン、マハカンニ(eclipta alba)、メチルグリオキサル、エリスルロース、アロキサン、2,3−ジヒドロキシスクシンジアルデヒドおよびそれらの混合物である。ジヒドロキシアセトンがより好ましい。] [0012] 褐色化剤の量は、化粧用組成物の0.1から20重量%、好ましくは0.5から10重量%、より好ましくは0.8から5重量%、最適には1から2重量%の範囲でよい。] [0013] 光沢(輝きと同義)付与を目的とする配合物は、褐色化剤を組成物の0.5から2.5重量%程度の低いレベルで使用する。比較的暗い色調まで非日光性褐色化を行うためには褐色化剤を組成物の3から20重量%というより高いレベルで存在させることが通常は必要である。] [0014] 本発明のカチオン性コポリマーは、メタクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩またはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩を反復単位の1つとして組込んでいる。このモノマー単位の“塩”という用語は非限定的に、塩化物、臭化物、硫酸塩、スルホン酸塩、メトスルホン酸塩、硝酸塩、トシラート、リン酸塩およびホスホン酸塩を意味する。“コポリマー”という用語は、少なくとも2種類の異なるモノマー反復単位、好ましくは3種または4種の異なるモノマー反復単位を意味する。架橋するモノマー単位が特に有用である。] [0015] メタクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩またはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩モノマー単位と共にコポリマーを形成するモノマーは、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、イソプレン、ビニルアルコール、ビニルメチルエーテル、クロロ−スチレン、ジアルキルアミノ−スチレン、マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、トリス(ヒドロキシメチル)−アクリルアミドメタンおよびそれらの混合物を含む。“酸”という用語が出現する場合、この用語は遊離酸だけでなく、それらのC1−C30アルキルエステル、無水物および塩を意味する。酸の塩は好ましくはアンモニウム、アルカノールアンモニウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩であろうがこれらに限定はされない。酸モノマーのアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が最も好ましい。] [0016] 本発明のために最も好ましいカチオン性コポリマーは、アクリルアミド/アクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロリド/トリス(ヒドロキシメチル)−アクリルアミドメタンコポリマーである。これは商標7688 MPでSeppic Inc.から市販されている。] [0017] 本発明のコポリマーの数平均分子量は、1,000から3,000,000、好ましくは3,000から100,000、最適には10,000から80,000の範囲であろう。] [0018] コポリマーの量は、組成物の0.1から20重量%、好ましくは0.5から10重量%、より好ましくは1から7重量%、最適には1.5から5重量%の範囲でよい。] [0019] 褐色化効果の付加的強化および線状色むらの排除は、モノマー系第四級アンモニウム塩の利用によって達成できる。C12−C22脂肪アルキル置換アンモニウム塩が特に有用である。これらはモノ−脂肪アルキルまたはジ−脂肪アルキル置換アンモニウム化合物であろう。量は、化粧用組成物の0.01から5重量%、好ましくは0.05から3重量%、最適には0.15から1重量%の範囲でよい。代表的な材料は、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、特に商標Varisoft TA−100で販売されているジステアリルジモニウムクロリドである。] [0020] 本発明の組成物はまた、化粧品に許容される担体を含むであろう。担体の量は、組成物の1から99.9重量%、好ましくは70から95重量%、最適には80から90重量%の範囲でよい。有用な担体としては、水、皮膚緩和剤、脂肪酸、脂肪アルコール、増粘剤およびそれらの組合せがある。担体は水性、無水物またはエマルションでよい。好ましくは組成物が水性であり、特に、W/O型もしくはO/W型または3相のW/O/W型の水と油のエマルションである。水が存在するとき、その量は組成物の5から95重量%、好ましくは20から70重量%、最適には35から60重量%の範囲でよい。] [0021] 皮膚緩和性材料は化粧品に許容される担体として有用であろう。これらはシリコーン油、天然または合成のエステルおよび炭化水素の形態であろう。皮膚緩和剤の量は組成物の0.1から95重量%、好ましくは1から50重量%の範囲内のいずれかの値でよい。] [0022] シリコーン油は揮発性品種および不揮発性品種に分類される。この文中に使用した“揮発性”という用語は、周囲温度で測定可能な蒸気圧を有している材料を表す。揮発性シリコーン油は好ましくは、3から9個、好ましくは4から5個のケイ素原子を有している環状(シクロメチコーン)または直鎖状のポリジメチルシロキサンから選択される。] [0023] 皮膚緩和性材料として有用な不揮発性シリコーン油は、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサンおよびポリエーテルシロキサンコポリマーを含む。本発明に有用な本質的に不揮発性のポリアルキルシロキサンはたとえば、25℃で5×10−6から0.1m2/秒の粘度を有しているポリジメチルシロキサンを含む。本発明組成物に有用な好ましい不揮発性皮膚緩和剤としては、25℃で5×10−5から4×10−4m2/秒の粘度を有しているポリジメチルシロキサンがある。] [0024] 不揮発性シリコーンの別のクラスは、乳化性および非乳化性のシリコーンエラストマーである。この種類の代表はジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーであり、Dow Corning 9040、General ElectricSFE 839およびShin−Etsu KSG−18として入手できる。Silwax WS−L(ジメチコーンコポリオールラウレート)のようなシリコーンワックスも有用であろう。] [0025] エステル皮膚緩和剤の例を以下に挙げる: (a)10から24個の炭素原子を有している飽和脂肪酸のアルキルエステル。その例は、ベヘニルネオペンタノエート、イソノニルイソナノノエート、イソプロピルミリステートおよびオクチルステアレートを含む; (b)エトキシル化飽和脂肪アルコールの脂肪酸エステルのようなエーテル−エステル; (c)多価アルコールエステル。エチレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール(200−6000)モノ−およびジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ−脂肪エステル、エトキシル化グリセリルモノ−ステアレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、および、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好適な多価アルコールエステルである。ペンタエリトリトール、トリメチロールプロパンおよびC1−C30アルコールのネオペンチルグリコールエステルが特に有用である; (d)蜜蝋、鯨蝋およびトリベヘニンワックスのようなワックスエステル; (e)スクロースポリベヘネートおよびスクロースポリコットンシーデートのような脂肪酸の糖エステル。] [0026] 天然のエステル皮膚緩和剤は主としてモノ−、ジ−およびトリ−グリセリドを基剤とする。代表的なグリセリドは、ヒマワリ種油、綿実油、ルリヂサ油、ルリヂサ種油、サクラソウ油、ヒマシ油、水添ヒマシ油、米ヌカ油、ダイズ油、オリーブ油、、ベニバナ油、シアバター、ホホバ油およびそれらの組合せを含む。動物由来の皮膚緩和剤はラノリン油およびラノリン誘導体によって代表される。天然エステルの量は組成物の0.1から20重量%の範囲でよい。] [0027] 化粧品に許容される担体として好適な炭化水素は、ペトロラタム、鉱油、C11−C13のイソパラフィン、ポリブテン、特に、Presperse Inc.からPermethyl 101Aとして市販されているイソヘキサデカンを含む。] [0028] 10から30個の炭素原子を有している脂肪酸も化粧品に許容される担体として適当であろう。この種類の代表はペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ヒドロキシステアリン酸およびベヘン酸である。] [0029] 10から30個の炭素原子を有している脂肪アルコールは化粧品に許容される担体の別の有用な種類である。この種類の代表は、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチリアルコール、オレイルアルコールおよびセチルアルコールである。] [0030] 増粘剤は本発明の組成物の化粧品に許容される担体の一部として利用できる。典型的な増粘剤は、架橋アクリレート(たとえばCarbopol 982(R))、疎水性に改質されたアクリレート(たとえばCarbopol 1382(R))、ポリアクリルアミド(たとえばSepigel 305(R))、アクリロイルメチルプロパンスルホン酸/塩ポリマーおよびコポリマー(たとえばAristoflex HMB(R)およびAVC(R))、セルロース誘導体および天然ガムを含む。有用なセルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメトセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロースおよびヒドロキシメチルセルロースが挙げられる。本発明に好適な天然ガムは、グアー、キサンタン、スクレロチウム、カラゲナン、ペクチンおよびこれらのガムの組合せを含む。無機物、特にベントナイトおよびヘクトライトのようなクレー、ヒュームドシリカ、炭酸カルシウム、シリケートたとえばマグネシウムアルミニウムシリケート(Veegum(R))も増粘剤として利用できる。増粘剤の量は組成物の0.0001から10重量%、通常は0.001から1重量%、最適には0.01から0.5重量%の範囲であろう。] [0031] 保湿剤も本発明に使用し得る。これらは一般に多価アルコール型材料である。典型的な多価アルコールは、グリセロール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロールおよびそれらの混合物を含む。補助保湿剤の量は組成物の0.5から50重量%、好ましくは1から15重量%の範囲内のいずれかの値でよい。] [0032] 本発明の化合物はいかなる形態でもよい。これらの形態はローション、クリーム、ロールオン配合物、スティック、ムース、エアゾールスプレー、ノンエアゾールスプレー、および、布(たとえば不織布)に塗布した配合物を含み得る。ジヒドロキシアセトンおよび本発明のカチオン性コポリマーを含浸させたポリプロピレンまたは綿/ポリエステルの不織布が特に有用である。] [0033] 界面活性剤も本発明の組成物中に存在し得る。存在するとき、界面活性剤の総濃度は、組成物の0.1から30重量%、好ましくは0.1から15重量%、最適には0.5から2重量%の範囲でよい。界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性および両性の界面活性剤から成るグループから選択され得る。特に好ましい非イオン性界面活性剤は、疎水性基1モルあたり2から100モルのエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドと縮合したC10−C20の脂肪アルコールまたは酸疎水性基をもつ界面活性剤、2から20モルのアルキレンオキシドと縮合したC2−C10のアルキルフェノール、エチレングリコールのモノ−およびジ−脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ソルビタン、モノ−およびジ−C8−C20の脂肪酸、および、ポリオキシエチレンソルビタンならびにそれらの組合せである。アルキルポリグリコシドおよび糖脂肪アミド(たとえばメチルグルコンアミド)およびトリアルキルアミンオキシドも適当な非イオン性界面活性剤である。] [0034] 好ましいアニオン性界面活性剤は、セッケン、アルキルエーテルスルフェートおよびスルホネート、アルキルスルフェートおよびスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルおよびジアルキルスルホスクシネート、C8−C20アシルイセチオネート、C8−C20アルキルエーテルホスフェート、C8−C20サルコシネート、C8−C20アシルラクチレート、スルホアセテートおよびそれらの組合せを含む。] [0035] 有用な両性界面活性剤は、ココアミドプロピルベタイン、C12−C20トリアルキルベタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウムおよびラウロジアンホ酢酸ナトリウムを含む。] [0036] また、高分子量多孔質球形粒子の形態の水不溶性有機材料の存在も有利であろう。“多孔質”という用語は、連続気泡構造または独立気泡構造を意味する。好ましくは粒子が中空ビーズでない。平均粒度は0.1から100、好ましくは1から50、より好ましくは5以上、特に5から15、最適には6から10μmの範囲であろう。有機のポリマーまたはコポリマーが好ましい材料であり、酸、塩またはエステル形態のアクリル酸およびメタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチレン、プロピレン、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、マレイン酸、ビニルピロリドン、スチレン、ブタジエンおよびそれらの混合物を含むモノマーから形成され得る。ポリマーは架橋形態が特に有用である。多孔質粒子の気泡が空気、窒素または炭化水素のような気体で満たされていてもよい。吸油量(ヒマシ油)は多孔率の尺度であり、好ましい非限定実施態様においては90から500、好ましくは100から200、最適には120から180ml/100グラムの範囲であろう。好ましい非限定実施態様における粒子の密度は0.08から0.55、好ましくは0.15から0.48g/cm3の範囲であろう。] [0037] 代表的な多孔質ポリマーは、ポリメチルメタクリレートおよび架橋ポリスチレンを含む。Ganzpearl(R)GMP820としてPresperse,inc.,Piscataway,New Jerseyから入手可能なポリメチルメタクリレートが最も好ましく、これはメチルメタクリレートクロスポリマーというINCI名称で知られている。] [0038] 水不溶性高分子量多孔質粒子の量は、組成物の0.01から10重量%、好ましくは0.1から5重量%、最適には0.3から2重量%の範囲でよい。] [0039] 潜在的に有害な微生物の増殖を防御するために本発明の身体手入れ組成物に保存剤を組込むのが望ましい。特に好ましい保存剤は、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニルウレア、ジメチロールジメチルヒダントイン、エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)、ジヒドロ酢酸ナトリウム、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、ヨードプロピンブチルカーバメートおよびベンジルアルコールである。保存剤は組成物の用途および保存剤と他の成分との不適合の可能性を考慮して選択されるべきである。保存剤は好ましくは組成物の0.01から2重量%の範囲の量で使用される。] [0040] 場合によっては様々な植物エキスも本発明の組成物に含有させ得る。このようなエキスは水溶性であるかまたは水不溶性であり、それぞれ親水性または疎水性の溶媒に担持される。水およびエタノールがエキスの好ましい溶媒である。代表的なエキスは、緑茶、カモミール、カンゾウ、アロエベラ、グレープシード、温州ミカン、ヤナギ樹皮、セージ、タイムおよびローズマリーのエキスを含む。] [0041] リポ酸、レチノキシトリメチルシラン(Clariant Corp.から商標Silcare 1M−75で入手可能)、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)およびそれらの組合せのような材料も含有させ得る。セラミド類(セラミド1、セラミド3、セラミド3Bおよびセラミド6を含む)および擬似セラミドも有用であろう。これらの材料の量は組成物の0.000001から10重量%、好ましくは0.0001から1重量%の範囲でよい。] [0042] 色素、乳白剤および研磨剤も本発明の組成物に含有させ得る。これらの物質のおのおのは組成物の0.05から5重量%、好ましくは0.1から3重量%の範囲でよい。] [0043] 本発明の皮膚用組成物およびその使用に好適なさらに別の有効物質は、クレアチン、レスベラトロール、ヒアルロン酸(特に分子量が約800のもの)およびそれらの組合せを含む。それらの量は組成物の0.000001から5重量%、好ましくは0.001から1重量%の範囲でよい。] [0044] 本発明の組成物はまたビタミン類も含有し得る。代表的な水溶性ビタミンは、ナイアシンアミド、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCおよびビオチンである。有用な水不溶性ビタミンとしては、ビタミンA(レチノール)、ビタミンAパルミテート、アスコルビルテトライソパルミテート、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンEアセテートおよびDL−パンテノールがある。本発明の組成物中に存在するとき、ビタミンの総量は組成物の0.001から10重量%、好ましくは0.01から1重量%、最適には0.1から0.5重量%の範囲でよい。] [0045] 皮膚剥脱剤はまた別の任意成分である。代表例はアルファ−ヒドロキシカルボン酸およびベータ−ヒドロキシカルボン酸とこれらの酸の塩である。前者としてはグリコール酸、乳酸およびリンゴ酸の塩がある。サリチル酸はベータ−ヒドロキシカルボン酸の代表である。存在するとき、これらの材料の量は組成物の0.1から15重量%の範囲でよい。] [0046] 試験実施例および比較実施例を除いてまたは他の明白な指示のある場合を除いて、本明細書中の材料の量を指示するすべての数値は“約”という語で修飾されていると理解されたい。] [0047] “含んでいる”という用語は、その後に記述されたいずれかの要素に限定されるものでなく、具体的に記述されていないが多かれ少なかれ機能的に重要な要素を含意する。言い替えると、列挙された段階、要素または選択肢が網羅的である必要はない。“包含している”または“有している”という用語が使用されているとき、これらの用語は常に、上記に定義した“含んでいる”と等価の意味である。] [0048] すべての特許、特許出願および印刷された刊行物を含むこの文中で言及したすべての文献は参照によってその記載内容全体が本明細書に組込まれるものとする。] [0049] 以下の実施例は本発明の実施態様をより詳細に説明する。本文中および特許請求の範囲で言及したすべての部、パーセンテージおよび割合は他の指示がない限り重量基準の値である。] [0050] (実施例1−8) 典型的な本発明のボディローションのシリーズを以下の表Iに示す。] [0051] ] [0052] (実施例9) 本発明のカチオン性コポリマーを近縁の第四級アンモニウム材料に比較する一連の実験を以下に報告する。] [0053] 基底配合物を使用し、種々の第四級アンモニウム材料を添加した。基剤を以下の表IIにまとめる。] [0054] ] [0055] 基底配合物に種々の第四級アンモニウムまたは対照ポリマーを加えて4つのサンプルを調製した。各サンプルを20mg/cm2の使用量で被験者の前腕領域に塗布した。皮膚に塗布したサンプルを3分間自然乾燥した。その後、皮膚を流水で2分間すすいだ。] [0056] 処理前および処理8時間後に処理領域の着色を観察した。Hunter Lab分光比色計で測定値を採取し、L、a*およびb*の値として報告した。結果を表IIIに詳細に示す。] [0057] ] [0058] 標準対照であるサンプル1は8時間後の褐色化効果がかなり減少していた。また日焼け色の線状色むらが存在した。サンプル2はジステアリルジモニウムクロリドであるモノマー系第四級アンモニウム化合物を使用した。色度の減少(デルタE)が改善され、また、線状色むらは対照よりも少なかった。本発明による架橋カチオン性コポリマーを使用したサンプル3では褐色化効果が有意に強化され、線状色むらは全く観察されなかった。サンプル4ではより高度な強化が観察された。この実験では本発明の架橋カチオン性コポリマーをモノマー系第四級アンモニウム化合物(ジステアリルジモニウムクロリド)と併用した。褐色化効果の持続性がいっそう増しており、線状色むらは観察されなかった。これらの結果に基づいて本発明の架橋カチオン性コポリマーが色強化剤として作用することは明らかである。] [0059] 種々のカチオン性ポリマーの効果を評価するまた別の実験を行った。これらの実験は表IIIに示した実験の数ヶ月後に行った。従って皮膚の初期値は多少違っていた。他のすべての点に関しては、表IIIの結果が得られた実験と同様にして行った。] [0060] ] [0061] 表IVはサンプル5(サンプル1に等価)を標準対照として使用する。この材料は8時間後に褐色化効果がかなり減少していた。日焼け色の線状色むらも存在した。サンプル7はアクリルアミドモノマー単位を主体とする非カチオン性ポリマーである。比較的低いデルタE値は、日焼け色がすすぎによってかなり減少することを示す。サンプル8はカチオン性コポリマーであるが、サンプル3で使用したものと違って架橋剤(すなわち、トリス(ヒドロキシメチル)アクリルアミドメタン)を有していない。サンプル8のデルタEは3.08であり、これは、サンプル1、5、6および7で表された配合物中の非イオン性ポリマー/コポリマーのデルタEよりもはるかに好結果であった。さらに、線状色むらの減少という点でも改善されていた。最良の性能はカチオン性ポリマーを使用する本発明の配合物であるサンプル3によって示された。サンプル3は皮膚の褐色化効果の有意な強化を示し、線状色むらは全く観察されなかった。] [0062] (実施例10) 1つの例外を除いて実施例9と同様の実験を行って以下に報告する。同じ基底配合物およびサンプルを使用してすすぎ前の色度の差を評価した。] [0063] 表Vおよび表VIは2組の色強化測定値(デルタE)を示す。表VIの測定値は表Vの測定値の数ヶ月後に採取した。他のすべての点に関しては表Vと表VIの実験は同様にして行った。] [0064] ] [0065] ] [0066] サンプル3は本発明を表す。変色度は9.62(デルタE)に達した。Simulgel 7688カチオン性ポリマー(1.5%)にジステアリルジモニウムクロリド(0.2%)が添加されているとき、着色はさらに強化され、10.85(デルタE)に達した(サンプル4参照)。対照的に、非イオン性アクリロ型ポリマーを表すサンプル5および6はデルタEの値をそれぞれ1.99および2.10に増加させただけであった。非架橋カチオン性ポリアクリルアミドおよびメタクリロイル型ポリマーであるMerquat(R) 5は、多少の色度強化を示した。サンプル8は5.19というデルタEを示した。しかしながら、サンプル3の架橋カチオン性コポリマーは有意により高いデルタE値を示した。]
权利要求:
請求項1 (i)皮膚と反応して日焼け色を生じる0.1から20重量%の褐色化剤と、(ii)メタクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩またはアクリロイルエチルトリ(C1−C3アルキル)アンモニウム塩のモノマー単位を含んでいる架橋カチオン性コポリマーである0.1から20重量%の色強化剤と、(iii)化粧品に許容される担体と、を含む皮膚に光沢または非日光性日焼け色を与える化粧用製品。 請求項2 褐色化剤がジヒドロキシアセトンである請求項1に記載の製品。 請求項3 カチオン性コポリマーがさらに、スチレン、アクリル酸、メタクリル酸、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、イソプレン、ビニルアルコール、ビニルメチルエーテル、クロロ−スチレン、ジアルキルアミノ−スチレン、マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、トリス(ヒドロキシメチル)−アクリルアミドメタンおよびそれらの混合物から成るグループから選択されたモノマー単位を含む請求項1または2に記載の製品。 請求項4 塩が、塩化物、臭化物、硫酸塩、スルホン酸塩、メトスルホン酸塩、硝酸塩、トシラート、リン酸塩およびホスホン酸塩から成るグループから選択される請求項1から3のいずれか一項に記載の製品。 請求項5 架橋カチオン性コポリマーがアクリルアミド/アクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロリド/トリス(ヒドロキシメチル−アクリルアミドメタン)コポリマーである請求項1に記載の製品。 請求項6 架橋カチオン性コポリマーが組成物の0.5から10重量%の量で存在する請求項1から5のいずれか一項に記載の製品。 請求項7 褐色化剤が組成物の0.5から10重量%の量で存在する請求項1から6のいずれか一項に記載の製品。 請求項8 さらに、0.01から5重量%のモノマー系第四級アンモニウム塩を含んでいる請求項1から7のいずれか一項に記載の製品。 請求項9 モノマー系第四級アンモニウム塩がジ(C12−C22)脂肪アルキル置換アンモニウム塩である請求項8に記載の製品。 請求項10 モノマー系第四級アンモニウム塩がジステアリルジモニウムクロリドである請求項8に記載の製品。
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